4月6日、JTMとくしま日本語ネットワークが主催する、「春休み『にほんご寺子屋』~外国にルーツを持つ子どもたちの職場体験学習~」が、今年も当社で行われました。
この活動は、外国にルーツを持つ子どもたちが、身近な地域で働く人とふれあい、また人の役に立つ喜びを感じることで、仕事の楽しさや厳しさを感じ取り、将来の夢や目標に向かって日本語学習や教科学習に取り組む動機や意欲を高め、将来、地域社会に貢献できる人材となってくれることを目的とした取り組みです。
当社はこの活動を、当社会長も会員である徳島中央ロータリークラブより協力の依頼を受け、大変有意義なことであると、2017年より協力させていただいています。
当日は、各国にルーツを持つ4人のこどもたちが新型コロナウイルス感染症対策を万全におこなったうえで、参加してくれました。
まず始めに検温とタイムカードを押すところからスタートし、社長からの挨拶のあと、サポートメンバーと顔合わせをして名刺交換をしてもらいました。日ごろ社員が毎日行っている消毒作業も一緒にしました。
その後離れた部屋からお互いの部屋をカメラで映しWeb会議体験。
子どもたちから社員へ、インタビューをしてもらいました。
「朝は何時から働いていますか?」「どんな仕事の内容ですか?」「自分が作った道路を通るのはどんな気持ちですか?」など、簡単なものから頭を悩ませるものまで、たくさん質問をしてくれました。
続いてはCAD体験とフライトシュミレーター体験。
CAD体験では、車や橋、人などを思い思いに図面に載せたり色を塗り、フライトシュミレーター体験では、プロジェクターを利用してドローンを飛ばす体験をしてもらいました。
すべての体験を終えた後、感想を書いてもらいました。
思い思いの感想を用紙いっぱいに書いてくれました。「ラジコンドローンが面白かった」「パソコンを使って図面を作ったのが楽しかった」「3次元で見た橋の裏側がきれいだった」などなど、それぞれ心に残った場面を発表してくれました。
「言葉にするのはなかなか難しいですが、子どもたちの心の中は伝えたいことでいっぱいだと思いますよ」とJTMとくしまの方がおっしゃってくださいました。
コロナ禍で子どもたちも外出をする機会が少ないと思います。今回の職場体験が、少しでも思い出に残る体験であればいいなと思いました。
当社は今後もこのような機会を通してこどもたちや地域の人たちとつながりを持ち、地域に根ざした企業としての役割を果たしていきたいと思っています。